震災の夜に・・・アロマタッチプラクティショナーコース在校生の声 « 日本アロマテラピー活動サポートセンター「ボランティア募集・介護アロマ・セラピスト派遣」

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震災の夜に・・・アロマタッチプラクティショナーコース在校生の声

2011年4月現在、アロマタッチプラクティショナーコースに在学中の作業療法士のS.K様より、貴重な体験談をお寄せいただきましたので、ご紹介いたします。

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地震当日、ご利用者様とデイサービスでリハビリに従事していた私は結局自宅へは戻れず同じく自宅へ戻れなかったご利用者様を見守りながら一晩、デイサービスの訓練室で過ごしていました。

その間、ご利用者様の幾人かはとても寝つけないご様子で不安そうに

「ねぇ何で私ここに居るのかしら?」
「家はすぐそばだから歩いて帰るわ…」
「飯はいつ来るんだ」


と一時間おきに起きだしてはスタッフに聞いて歩き回られるという状況でした。

その時、精油を取り出して香らせる余裕はなかったのですがご利用者様の背をさすり、手を握りながら

「大きな地震があったから、安全のためにここに居るんですよ。」
朝になったらお茶とお食事が出ますからみんなで一緒に食べましょう。明るくなったら帰りましょう。」

と声をかけ続けました。

各スタッフもほぼ寝ずの番、状態で不安と疲労の中、みな奔走していました。ご利用者様にはできなかったのですが少々パニックになっていたスタッフ向けに持ち歩いていたアロマスプレー(メイチャン、ユーカリ)をケアステーション内に時折、噴霧しました。皆、香りに気づくと

「あ、いい匂い」
「ちょっと深呼吸しよう、一回」


と声を掛け合っていました。

みな懸命に頑張り続け、事故もなく翌日にはご利用者様全員が無事自宅へ戻られました。施設入所者の皆さまにも大きな体調変化もありませんでした。翌週は皆様、多少の疲れはあったご様子でしたが元気にデイサービスにおいでになり、再会を喜び合いました。

特に印象的だったのはあのような混乱でエレベーターが使用できないなどのご不便をかけたにも関わらず数多くのご利用者様が

「わたしその気になれば階段が降りられるのねと思って嬉しくなったわ」
「リハビリの効果ってやっぱりあるのね、ありがとう」


などと前向きな発言をしておられたことです。
戦争を生き抜いてきた方々の経験に裏打ちされたゆるぎない強さと困難に立ち向かう姿勢には本当に感服しました。

今回の出来事は授業で学習しているように触れ合うことの重要性やコミュニケーションがもたらすパワーのようなものを体験できた貴重な機会でした。

被災地では貴重な経験どころではない日々が続いていますね。それを見るたびに胸が痛い日々ですが、被災地の方々が支え合う姿を見て逆に励まされる気持ちにもなります。

長々と書き連ねてしまいましたがアロマタッチの学習をしているさなかにこの地震が起きたことはただの偶然ではない気がしています。
自分のつたない経験談ですが学習させていただいている感謝を伝える思いでご報告させていただきました。

決意も新たに勉強していきたいと思っています。今後ともよろしくお願い致します。


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